メモ

ひとつよしなに。

8.24 SEBASTIAN X "POWER OF NOIZE tour"@吉祥寺SARP

毎度思うがワンマンライブは何処か独特の雰囲気がある。そんな中SEBASTIAN Xがコピーバンド時代から出演してきた吉祥寺WARPでPOWEROF NOIZE tourの初日を迎えた。
 

今回リリースしたニューアルバム「POWER OF NOIZE」と同様に「POWER OF VITAL」でスタートしたライブは、永原真夏(Vo)がシンガロング、コール&レスポンスをふんだんに取り入れたと語ったように、1曲目からがっしりと観客の心をつかんだ。途中MCで永原が「東京以外から来た人いる」という問いかけに、沖縄や中には台湾という強者もおり、この公演にかける期待の高さがうかがえる。
 

中盤では結成して間もなく発表された自主制作盤「LIFE VS LIFE」から昔からのファンには嬉しい懐かしのレア曲やバラード曲「遺言」などが披露されるとすっかり聞き入り、会場はしっとりとした雰囲気に包まれていた。
 

「懐かしセクションはこれにて終了だ、ここから最後まで盛り上げていくぞー!」と頭にタオルを巻き気合を入れ直した永原が宣言すると、会場の熱量は再び上昇する。新曲ながら既にライブ映えしている「MIC DISCOVERY」「ヒバリオペラ」に加え、シンガロング必至の「GOODMORNING ORCHESTRA」「GO BACK TO MONSTER」など立て続けに披露し、会場は一斉に拳を振り上げ、盛り上がりは最高潮のまま本編は終了した。

しかし観客はそれで満足するはずもなく、すぐさまアンコールの手拍子が沸き立つ。ダブルアンコールでは「昔はよくあそこで歌ってたから、久しぶりにやってもいいかな」とバーカウンター(本人いわくバーステージ)によじ登り、「フェスティバル」を熱唱し観客と共にジャンプを決めツアー初日を締めくくった。
 

「全国ツアーを通じて、歌唱力、演奏力をつけて帰ってきます」と誓った彼女らがツアーファイナルの東京公演でどこまで成長したか気になるところである。